コンサルティングの現場でクライアントと様々な経営課題について話していると、スケジュールや課題の中身、解決策が混在して議論されることがよくあります。このような状況で、最終的な解決策を決定する前に混乱し、会議が結論に至らないまま終わってしまうことが少なくありません。
こうした混乱を避けるためには、まず「決め方を決める」ことが重要です。
具体的には、以下の点を明確にする必要があります。
- 意思決定のプロセス: 意思決定に至るまでのステップやアプローチを明確にする。
- インプット情報の選定: どの情報を基に意思決定を行うかを決める。
- 分析方法: どのような分析を行うかを定める。
- 決定基準: どの基準で意思決定を行うかを設定する。
- 最終決定者: 最終的に誰が決定を下すのかを明確にする。
- 時間軸: いつまでに決定を下すのかを明確にする。
これらの要素を事前に決定しておくことで、意思決定のプロセスがスムーズになり、無駄な議論や混乱を避けることができます。
意思決定が苦手な会社やビジネススピードが遅い会社は、往々にしてこの「決め方」が決まっていないことが多いです。みなさんの会社ではどうでしょうか?今一度、意思決定のプロセスを見直してみてはいかがでしょうか。
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